月刊オールベルグ

金田一とか、色々

鬼タイムで始めよう、デュエマ

この勢いで作ったブログの超久々の更新です。

 

突然ですが自分はデュエルマスターズが大好きです。多くの荒々しいクリーチャー達でお互いの効果やパワーを押し付け合い、更にシールドによる駆け引き…と、最近はスマホ版のデュエルマスターズプレイス等の配信もあり、触れてきている方も多くなってきてるのではないでしょうか。

 

しかしこのご時世、リアルの方になると効果が複雑だったりインフレ進んでたりでついていけなさそう、紙は集めにくそう、ショップとかで他人とやるハードルが高そう、そもそも今のご時世外に出るのが難しい……

等、多くの事情があって始めにくい方が多いのではないかと思います。こういう時にデジタルTCGの強みを実感しますね。

 

 

そこで、今回はデュエルマスターズの今期から始まった新シリーズ《十王編》を用いて、オススメのデッキ構築などを踏まえつつ、少しだけでもデュエルマスターズの魅力を発信して行きたいと思います。

今回は基本的なルール説明などは省略しつつ、どのようにデッキを組んでいったらいいか?や新能力《鬼タイム》の解説を簡単な形ではありますがしていきます。

 

 

1.まずは基盤となるスタートデッキ!

現在発売されているスタートデッキ(初心者向け構築済みデッキ)は

ジョーのキリフダッシュ

鬼札の鬼タイム

の2種類となります。今回はその中から、火・闇のカードで構成される鬼札の鬼タイムの方を改造していきます。後々触れますが、キリフダッシュの方も強力な能力なのでこちらも興味があれば手にしておくのもオススメです。

 

詳しい収録内容の方はタカラトミーの公式サイト等を参照していただければ幸いですが、今回のスタートデッキ、全体的に完成度が高く、貴重なカード除去とスレイヤーを兼ねた、《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》、クリーチャー版デーモンハンドの《凶殺皇デス・ハンズ》、そして《襲来!鬼札王国》といった強力なシールドトリガーが詰め込まれてる非常に戦いやすいデッキです。

スレイヤー・ブロッカーといったギミックや、カード回収や除去の重要性などについても学べる為、これ1箱で多くの動きを把握しやすいのではないかと思われます。

 

2.新能力《鬼タイム》

今回メインとなる、鬼札王国の設定から簡単に解説しますと、

超獣世界の果ての果て、幾億光年の彼方から龍頭星雲を通じて襲来し、全世界を支配下に置くため侵略してきた軍団

という設定

  

その名の通り、鬼をモチーフにした和のテイストで描かれたクリーチャー達なので、非常に格好良い奴や妖怪じみた奴、荒々しい奴や少し可愛らしい奴など様々。とてもデュエルマスターズのクリーチャーならではの魅力を感じやすいテーマということで、今回この鬼札王国をオススメしたい理由の一つでもありました。

前置きはそこまでにして、この鬼札王国のクリーチャー達が主に持つ《鬼タイム》は、お互いのシールドの合計枚数が6枚以下であれば新たな効果を得られる、といった能力です。

このシールドの合計枚数6枚以下というのが中々に絶妙で、相手のシールドをガンガン割っていき達成条件に近づけていくといった戦い方や、逆に自分のシールドを自ら能力を用いて減らしていくことで達成条件に近づけていく、といったやり口でも達成条件を満たせます。

鬼タイムを達成した鬼札王国のクリーチャー自体のコストパフォーマンス等が優秀なのも相まって、従来の速攻系やビートダウン(クリーチャーによる攻撃を中心としたデッキ)系のデッキとは違った感覚を味わえる能力です。
また、自らシールドを手札に加えるカードが多いため、多少身を削ってでも次の戦略の手を広げていく…といった戦い方がしやすいのも長所ですね。一見躊躇しやすいこの能力も、鬼タイムに繋がる一手と考えればやりやすく、置いていくマナにも困りにくいのではないかと思われます。

攻めていくかいかないか、自らのシールドを切っていくかいかないか、一見単純に見えるこの能力が、デュエルマスターズ原点の楽しみとも言えるシールドを用いた駆け引きの楽しさをグンと高めていってくれるでしょう!それぐらい今回の鬼タイムは良い能力だと思います!

3.デッキ改造
そんな感じで突然ではありますが、この鬼タイムのデッキを基板として、過去のカードや新弾《切札x鬼札キングウォーズ》のカードも使いつつ改造していった案がこちらです。
あくまでも一例なので、これに近づけていくか、はたまた別のデッキ案を考えていくのも全然アリですので!

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www.gachalog.com

デッキレシピはガチャログさんの機能を用いて作成いたしました。

簡単なカード解説の方から。画像省略の方は申し訳ない。

 

《一撃奪取ブラッドレイン》
過去弾に収録されたカードです。コモンのカードですが、現時点だと少々集めるのは中古に頼ってしまうかも。
闇のクリーチャーのコストを下げてくれる、後述するゴウケン齋やバクロ法師等を出す際には重宝するカードです。3ターン目からバクロ法師を出せるなど、様々な動きに繋げやすい機転となる一枚です。このクリーチャー自身が殴って鬼タイムへ近づけるのもアリっちゃアリですが、殴り返しされたら確実に負けるんでなるべくキープしときたい1枚です。

虹彩奪取ブラッドギア》
スタートデッキに収録されてます!
基本的には火も対象にしたブラッドレインといった感じですが、デッキ内の多色率も考え2枚採用にいたしました。もっと思い切った人なら4枚採用にするかも。

《キズグイ変怪》
スタートデッキに収録されてます!
自らシールドを加えつつ殴っていくスピードアタッカーです。地味に手札を能動的に増やせるのも有り難く、鬼タイムを達成したら強制回収効果もなくなる為、ある程度安心しやすい1枚だと思います。ただ、後述のバクロ法師との兼ね合いもあるため、どの程度殴っていくかは考えていくところかもしれません。

《「非道」の鬼 ゴウケン齋》
キングウォーズに収録されているカードです!
スーパーレアだけあって少々集めにくいですが、是非とも鬼タイムを使う上では揃えておきたい、それぐらいの強みを持ったカードです。
そのまま持っている場を離れない能力がとても強力です。多くの除去をこれで耐えきってしまう為、場持ちも良く、また、鬼タイム時の相手のクリーチャーのタップイン能力は攻めに転じてる時・守りに転じてる時の両方で重宝するカードです!

《「貪」の鬼 バクロ法師》
キングウォーズに収録されているカードです!
こちらもベリーレアだけあって集めにくいかもしれませんが、こいつも滅法強い!
シールド2枚回収のデメリットは重いですが、その分鬼タイム時にはド派手なSA持ちTブレイカーに転じてくれます。自ら鬼タイムにグンと近づけてくれるこの1枚、ブラッドレインから綺麗に繋がるのもポイント。

《襲来!鬼札王国》
スタートデッキとキングウォーズに収録されています!
めっちゃ強いトリガーです。書いてある事に何一つ弱い事がありません。
終盤でのゴウケン齋やバクロ法師の蘇生、いざとなった時の防御札、手打ちにも無理がないコストなど、超高水準なレベルの呪文。
鬼札の特性上、全面の信用を置きにくいカードではありますが、それでも鬼タイムの特性とも噛み合っており、安心感を得られる1枚ではあると思います。

《ツルハシ童子
スタートデッキに収録されています!
いざとなった時のスレイヤーや、襲来!に繋げやすい墓地肥やし、更には強力な墓地肥やしと回収能力など、痒い所に手が届くカードです。ピンチの時には優秀なブロッカーにもなってくれるので、トリガーで引きたいところです。

《暴走の智将レッコパブロウ》
キングウォーズに収録されています!
盾1枚回収+3コスで出るWブレイカー…時代を感じるカードです。
SAでは無いためタイムラグがあるのは気がかりですが、鬼タイムのどちらの盾状況においても満たしやすいカードです。

《鬼ヶ覇王ジャオウガ》
キングウォーズに収録されています!
スタートデッキに入ってる奴とは結構違います。
最高レアではありますが、意外とお求めやすいカードです。箱1確定だしね。

最初はスタートデッキに入ってるジャオウガにするか迷いました。次のアタッカーに繋げやすいし。
ただ、キングマスターのど派手さを体感して貰いたい、クセはありますが状況をひっくり返せるだけのパワーは秘めている…など、やはりこちらのジャオウガを選びました。
鬼タイム時5コスで出せるSA持ち大型Tブレイカー…というのはやはり惹きつけられるものがあります。自軍も巻き込んでしまうため、返しは怖いですが、ゴウケン齋など身を守れるカードも存在していればゲームセットに持ち込める程のパワーも秘めているカードだと思います。

《闇鎧亜 ジャック・アルカディアス》
スタートデッキに収録されています!
カード除去やスレイヤー、トリガー持ちなど、ハイスペックな1枚です。
大型獣をスレイヤーで相打ちに持ち込める等の芸当も魅せてくれる為、様々な状況で意外な働きを見せてくれるカードではないでしょうか。
4コスなのでブラッドレインからも繋げやすいのもポイント。

《新導バット》
ジョーのキリフダッシュに収録されています!
もう片方のスタートデッキから拝借したこの1枚、折角なのでキリフダッシュも体感して貰いたいという事で入れてみました。
簡単に説明いたしますと、シールドをブレイクし、ブレイクしたクリーチャーの攻撃の終わりに、そのまま低コストで出せるのがキリフダッシュです。
こいつはSAも付いてるんで、鬼タイムへ繋ぎは勿論のこと、ダメ押しの1点としても意外な働きを魅せてくれます。
手札交換も中々優秀。鬼札王国への繋ぎなども地味にこなしてくれます。ツルハシで回収したい1枚。

《龍装者バルチュリス》
過去弾に収録されたカードです。
とはいっても、再録も最近されたんで結構手に入れやすい1枚です。

2度目の攻撃ならノーコストで出せちゃうSA。新導バットと同じく、ダメ押しの1点として重宝しやすいカードです。
ジャオウガ→ゴウケン齋→こいつだけでジャストキルにまで持ち込めるこの1枚、鬼タイムだけでなく、速攻系のデッキを使う上では持ってておいて損はないカードです。

4.基本的な戦い方
如何に早くゴウケン齋やバクロ法師にアクセスしていけるかで大分戦い方が変わっていきます。
デメリットはむしろメリットと捉え殴りに行きたいのが鬼タイムの強みとも言えますが、とはいえバクロ法師の2枚回収は中々にキツい。
一度ゴウケン齋の鬼タイムが発動してしまえばかなり有利な状況に持ち込めると思いますので、いかに早くブラッドレイン達からゴウケン齋に繋げられるかが鍵になると思われます!
キズグイでの殴りすぎも、後々に響くので注意したいところ。特に相手が積極的に殴っていくデッキの場合は、転じてトリガーにも配慮した行動が求められます。相手のデッキによって戦い方を選んでいく側面がかなり強いのが鬼タイムですので、意外と繊細なプレイングも試されます。
盾を時には減らしつつ、殴っていく緊張感。リアルで相対するからこそ味わえるデュエルマスターズの盾を使った駆け引きが特に味わえるのがこの鬼札王国のデッキだと思います。


自分が示したのはあくまで当たり障りのない一例ぐらいでしかありません。今後の強化などもチェックしつつ、自分好みの鬼タイムのデッキを作ってみてはいかがでしょうか。